8月26日(月)に開催された、宮崎大学 GIAHS研究会シンポジウム 2024 「高千穂郷・椎葉山地域と私」に参加しました。
特に「狩猟文化とかかわる神楽の広がり」についての講演では、宮崎県内の米良地区の神楽でイノシシやシカの頭を祭壇に供え舞うことが多いがその背景はどういうものがあるのかなど、イノホイにとっても非常に興味深いお話を聞くことができました。
テーマ:「狩猟文化とかかわる神楽の広がり」(民俗学)
講演者:鈴木良幸先生
概 要:
宮崎県では、イノシシ・シカの頭を用いる神楽が行われており、全国的に見ても非常に珍しいケースとなっています。
県内の西米良山系では「イノシシの頭を祭壇に上げて用いる神楽」が12カ所、椎葉山系では「猪肉を次第中に用いる神楽」が7カ所など、分布図を見るといずれも宮崎県の西側に位置する地域であることがわかります。
狩猟と神楽を関連させて研究した結果を、過去の歴史の背景も踏まえながらお話いただきました。