この記事では、狩猟に適した服装や選ぶときのポイントや狩猟の装備品・持ち物、便利グッズなどについても詳しく紹介します。
目次
狩猟の服装に対する規定
実は、狩猟を行う際の服装は特に定められていません。狩猟免許や狩猟者の登録などのルールはありますが、狩猟するときの服装はなんでもいいのです。そのため、専用のウエアなどを揃える必要はなく、手持ちの服や市販の服を着て狩猟を行っても問題ありません。しかし、狩猟に適した服装や持っていると便利なものなどはあるので知っておいた方が安全に狩猟が行えるでしょう。
狩猟の服装を選ぶときのポイント

狩猟の服装を選ぶときのポイントを見ていきましょう。動きやすさ、安全性、防寒、防水などを意識した服がおすすめです。
目立つ色
狩猟というとオレンジ色のベストや帽子を思い浮かべる人もいるでしょう。狩猟をする際は、なるべく明るく目立つ色の服を選ぶことが大切です。
森や山の中にいるイノシシや鹿は、茶褐色や暗褐色、熊は黒色です。これらの動物は木々の中に紛れていると見つけにくくなります。そのため、深い緑やカーキ、褐色、黒色、ネイビーなどの服を着ていると、動物と間違われることがあり誤射される危険が高まります。
また、イノシシや鹿などの四足獣は、青しか識別できず周りをモノクロで認識しているといわれます。明るい色の服は、動物からは見えずに自分の存在を周りの人に知らせ、視認するときに役立ちます。帽子や上着などに目立つ色を取り入れるとよいでしょう。
シンプルなデザイン
シンプルな服装で動きやすいものを選びましょう。狩猟は歩いたり、獲物を仕留めたときに作業したりとさまざまな動きをするため、余計な装飾がなく枝やつるなどに引っかかりにくく動作を妨げない汚れてもいい動きやすい服がベストです。
素材はナイロンがおすすめ
素材はナイロン製のものがおすすめです。山の中を歩き回っている間に、服に虫がつく場合がありますが、ナイロンのような化学繊維でできた服であれば虫が滑り落ちます。動きやすい服装の上からナイロン製のヤッケを着ていれば、汚れても車に乗る前にヤッケだけ脱げば車を清潔に保てます。
防寒・防水対策ができるもの
狩猟を行う時期は、寒いこともあります。また、途中で天気が崩れて雨が降る可能性もあるため、防寒・防水対策として上から羽織るジャケットを用意しておくとよいでしょう。一番上から着る上着を目立つ明るい色のものにします。狩猟の装備品・持ち物

狩猟するときに持っていく物は、次のようなものです。
無線
アーミーナイフ
地図(防水対策をしているものがあればベスト)
コンパス
GPS
ペンライト
笛
皮の手袋
保護用メガネ
狩猟用のベストがあれば、これらのものをポケットに収納して身軽に動き回れます。また、猟友会に所属している場合は、猟友会から支給されている帽子とベストを必ず着用しましょう。
猟友会に所属してるのに帽子とベストを着用せずに事故に遭った場合は、保険金が減額されることがあるので注意が必要です。
狩猟ごとの服装

どんな獲物をターゲットにして、どのような方法で狩りをするかによって、狩猟のときの服装は異なります。共通しているのは、夏場や暑い時期でも、必ず長袖と長ズボンを着用することです。素肌をさらす服装だと、トゲや毒虫、ダニなどに刺される可能性がありとても危険です。
それぞれの狩猟に適した服装を見ていきましょう。
罠猟
罠猟とは、罠を設置して獲物を捕獲するやり方です。長時間屈みながら罠の設置を行うため、ゴム長靴とナイロン製の雨衣を着るとよいでしょう。ゴム長靴は、履き口を絞れるタイプならダニが侵入するのを防げるため便利です。
銃猟のハンターも入る山で罠猟を行う場合は、視認性の高いオレンジのジャケットや帽子を身につけると安心です。
罠を多く持っていく場合は、大きいバックパックか背負子を用意しましょう。背負子なら汚れても丸洗いできるのでおすすめです。
罠猟の持ち物としては、折りたたみノコギリ・スコップ・金づち・殺虫剤・ラジオペンチなどがあると便利です。
銃猟
狩猟で使う銃は、散弾銃やライフル銃、空気銃などがあります。銃猟は巻き狩りや流し猟・忍び猟の方法があり、どのやり方で狩猟するかによっても服装が変わってきます。基本としては、グループ猟やほかの猟師に誤射されないためにも目立つ色の帽子や服を着用しましょう。銃を持って歩くため、凹凸の少ないシンプルな服装、ポケットの拡張できるモールメッシュベストなどが適しています。また、足元は不安定な山の中でも歩きやすいスパイクの付いた足袋を用意するとよいでしょう。
迷彩柄やミリタリー柄、動物の毛皮に似たような素材の服などは見えにくく、相手に誤って発砲される危険があるためNGです。ポリエステル製のトラックロープや剣鉈なども持っていきましょう。
銃猟の巻き狩りと流し猟・忍び猟の服装選びのポイントは以下になります。
巻き狩り
巻き狩りは、獲物を追い出す役回りの勢子が猟犬を使って獲物を追い立て、予測した獲物の逃げ道に獲物を仕留める役回りの人が待ち伏せて獲物を仕留める方法です。数人〜数十人で行う猟のため、視認性の高さを意識して服装を選びましょう。自然界にはないオレンジ色や人間が見て目立つ色の帽子やベストを身に着けます。また、巻き狩りではトランシーバーやデジタル簡易無線機を使うため、すぐに応答できるようトランシーバーを収納できるベストを着ていると便利です。
流し・忍び猟
車で広い範囲を走りながら獲物を探すやり方を流し猟、自分の足で山を歩いて獲物を探す方法を忍び猟といいます。忍び猟を一人で行う場合は、単独忍び猟と呼ばれます。流し猟も忍び猟も、なるべく目立つ色の服を選んでください。流し猟の場合は、車に乗っている時間が長いため、装備は比較的軽くて済みますが、獲物を追っているうちに道に迷う可能性もあるため、防寒用の上着や非常食などは常に持ち歩いていた方が安心です。
忍び猟は、獲物の音に耳を澄ませて進む必要があるため、布がこすれるときに音が出るナイロン製の服は不向きです。ピーチスキン素材の服が適しています。また、山の中をあちこち歩き回るのでなるべく軽装にしましょう。
カモ猟
鳥類、特にカモは色が識別できます。そのため、イノシシや鹿の猟とは異なり、なるべく目立たないような色の服装や3D偽装服がよいでしょう。マスクを着用するとカモに逃げられて飛ばれてしまう確率が低くなったという意見もあります。
ほかの狩猟者に遭遇したときに、自分の存在をアピールできるよう猟友会に入っている場合は、中に猟友会のベストを着用しておくと安心です。
カモ猟では、多くの弾を使うので、多めの弾と双眼鏡、レンジファインダーなどを用意しましょう。
まとめ|狩猟の服装は種類に合ったものを

狩猟の服装は、どの方法で何の獲物をターゲットにするかによって異なります。基本的には、ほかの狩猟者に誤射されないよう明るい色の帽子やジャケットを着用しましょう。
山の中を歩き回る方法の場合は、身軽な服装を心がけ、足場が悪いところでも歩きやすい靴を選びます。用意する持ち物の狩猟の種類によって変わるため、あらかじめ何が必要なのか専門店や猟友会などに確認しておくとよいでしょう。
イノホイでは、狩猟に役立つ便利グッズを数多く取り揃えています。狩猟関連の書籍の取り扱いもあるので、ぜひご活用ください。
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