狩猟を行う際は、万が一に備えてきちんと装備品を準備する必要があります。スムーズに狩猟を行うだけではなく、身を守るためにも大切なことですので、しっかり備えておきましょう。
今回は装備品を持ち歩くのに欠かせない「狩猟に使うリュックの選び方」を紹介します。リュックの中に入れておきたい装備品も解説しているので、狩猟の予定がある方はぜひ参考にしてください。
目次
狩猟用のリュックの選び方

狩猟に準備したいリュックの選び方について紹介します。サイズや狩猟の行為に干渉しないタイプのリュックを選ぶことが大切です。それぞれのチェックポイントを確認してみましょう。
音がガサガサしないもの
リュックを背負う際にガサガサと音が鳴ってしまうものは、獲物に存在を知られる可能性があるので避けるのが無難です。ナイロン系の素材は汚れをさっと拭き取れるメリットがある一方で、音が鳴ってしまうのがデメリットです。
可能であれば、布製に近い素材のリュックで音鳴りが少ないタイプの商品を選びましょう。同じ狩猟者でも使用しているリュックはさまざまで、登山用を起用したり、作業用品店のリュックを使用したりと人によって異なります。気になる方は安価な商品から試し、自分に合ったリュックを見つけてみてはいかがでしょうか。
装備品が入るサイズ
リュックの中に入れるものは、狩猟に必要な装備品や解体した獲物などです。行きは装備品だけが入っているため、リュックの中身は少なめでしょう。リュックの中身が軽いと素材によっては音鳴りがする場合があるので注意が必要です。
また、あまり小さすぎるサイズ感のリュックでは、容量が足りずに困る場合があるのでその点も注意しましょう。必要なサイズ感をしっかりと見極めた上で商品を選びましょう。
銃の邪魔にならないタイプ
大は小を兼ねるとよく言いますが、大きすぎるリュックも考えものです。リュックそのものの形が銃装備に干渉してしまう場合があるため、スムーズに猟を行うためにもリュックは銃装備をしている状況を想定して選びましょう。
ベルトの部分もリュックが干渉して作業がしにくい場合がありますので、腰回りの形もきちんと調べてから購入することをおすすめします。
撥水加工がされている
狩猟中は雨風にさらされることが多々あります。リュックの中身が濡れてしまわぬように、撥水加工がされている商品を選びましょう。撥水機能に不安がある方は、市販の防水スプレーを使っても構いません。
撥水加工は水だけではなく、獲物の血や体液からリュックを守るためにも必要な加工です。これからリュックを購入される方は、撥水加工にも注目して商品を選びましょう。
長時間使用しても快適
狩猟する際は自然の中に長時間滞在するわけですから、リュックが足枷になってはいけません。長時間使用しても快適さを保てるリュックが理想ですので、しっかりと使用感を確かめてから購入しましょう。
背面部分はリュックで蒸れやすくなっているので、気になる方は通気性を重視して商品を選んでもいいかもしれません。背中でリュックが動くのが気になる場合は、身体に密着するタイプのリュックを選びましょう。
肩紐の厚み
リュックの中でも、肩紐部分の吟味は重要です。紐が細すぎれば重たい荷物を背負うと肩が疲れますし、肩紐が厚すぎて身体にフィットしないと持ち運びが不便です。人によって体型や使い勝手の良さは異なるので、気になる商品は複数ピックアップしておくと良いです。
店頭でリュックを選ぶ際は、いくつか実際に背負ってから自分の身体に合った商品を見つけてください。
狩猟にはザックを使う方も多い!

リュックとザックを混同している方も多いです。リュックは一般的に小さめサイズの商品を指し、ザックは登山にも使われる大きなサイズの商品を指しています。
狩猟で使うものはリュックでもザックでも構いません。獲物の大きさや、その日の装備品に合わせて使い分けるのもよいでしょう。さほど荷物もなく、獲物も土嚢袋に入れて持ち帰るのであれば小さなリュックだけで構いません。ご自身の狩猟スタイルに合わせて、リュックとザックを選んでください。
モールシステムも役立つので覚えておこう
本格的に狩猟を楽しみたいのであれば、モールスシステムが装備されたリュックがおすすめです。モールスシステムとは装備システムの1つで、リュックのほか、ベストにも付いている商品があります。
モールスシステムは網目状のもので、リュックや双眼鏡、ポーチを付属させることができます。怪我をしたときにパッと取り出したい衛生用品なども装備できるのが嬉しいポイントです。本格的な狩猟を楽しんでいる方は、ぜひモールスシステムの付いたリュックを選びましょう。
狩猟用リュックに入れておくもの

狩猟の際にリュックに入れておきたい装備品を紹介します。必要に応じて荷物を減らしたり増やしたりしながら、自分スタイルの狩猟を楽しんでください。
狩猟道具
狩猟に必要な道具はいくつかありますが、必ず装備したいのは以下の道具です。
- ・ナイフ
- ・メジャー
- ・パラコード
- ・カラビナ
- ・滑車
- ・金剛打ちロープ
- ・カード型マルチツール
※ナイフは用途に合わせて使い分けたい方は、いくつか装備しておくとよいです。
解体道具
獲物を仕留めた場合に必要なアイテムをいくつか紹介します。必要に応じて装備品をプラスしてください。
- ・土嚢袋
- ・ペットシーツ
- ・強度の強い袋
護身系アイテム
自身を守るアイテムもきちんと装備してから狩猟に出かけましょう。装備しておきたいアイテムは以下です。
- ・無線機
- ・虫除け
- ・GPS
狩猟の種類や場所によっては、笛などの大きな音が鳴るものを装備しておくとより安心です。
食べ物系
万が一に備え、食糧も準備して山に入ります。遭難したときだけではなく、小休憩の際にはしっかり栄養を蓄えましょう。
- ・インスタント飲料
- ・チョコレート
- ・ステンレスカップ
- ・ステンレスボトル
- ・火を起こせるもの(ライターやポケットストーブなど)
シーンに合わせて固形燃料なども活躍します。その日の気分に合わせて食べ物や飲み物を選んでみてください。
衛生用品など
怪我や何かしらの感染を防ぐためにも、衛生用品はきちんと装備しておくことが大切です。
- ・絆創膏
- ・包帯
- ・ガーゼ
- ・消毒液
- ・ワセリン
- ・鎮痛剤
- ・使い捨て手袋
紹介した衛生グッズは一部にしか過ぎません。ご自身で必要と思うアイテムがあれば上記にプラスして備えてください。
許可証や登録証は必ず持ち歩こう

狩猟をする際は、必ず必要な許可証や登録証を持ち歩かなければなりません。捕獲許可証や狩猟者登録証がなければ、そもそも銃の保持が認められないことをしっかり肝に命じておきましょう。
各自治体によって狩猟の細かなルールが異なるので、きちんと確認してから狩猟に出かけて
ください。
狩猟の種類や身体に合ったリュックを選んでスムーズに狩りをしよう

狩猟と一口にまとめても、狙う獲物によっては装備がは異なります。しかし、基本の狩猟装備を覚えておくことは大切です。本記事で紹介した「狩猟用リュックに入れておくべきもの」を参考にきちんと装備しておきましょう。
また、許可証や登録証がなければ狩猟は行えません。ルールに違反しないためにも、しっかりと許可証や登録証を身につけてから狩猟へ出かけてください。
箱罠
くくり罠
パーツ類
電気柵
自作キット
防獣グッズ
監視カメラ
box trap
tying trap
enclosure trap
Prevention and avoidance goods
electric fence
trap surveillance camera
transportation goods
Trap detection sensor
hunting supplies
game cookware
hunting books
Anti-bird goods
Agricultural materials/machinery
Gibier
boar
deer
Kyon
monkey
raccoon
Badger
palm civet
raccoon dog
nutria
mouse or rat
Mole
bear
pigeon
Crow